不安を解消してあがり症克服
不安を解消するには本来の目的に集中
あがり症に悩む人に不安は、あがってしまう状況に置かれる前や、その状況に置かれている最中に最も強く感じられるようである。その状況に置かれる前の不安は「予期不安」と呼ばれている。予期不安では、「おそらく上手に切り抜けられないだろう」と事前にネガティブな予期をして不安を感じて考え込んでしまい、最悪のケースまで想像してしまうことから、不安をさらに大きなものにしてしまう。
その状況に置かれて、強い不安を感じている最中では、その不安にばかりとられてしまう。そして「不安に感じていることが、他の誰かに気づかれないか」とか「この不安が収まらなかったらどうしようか」などと考え始めるのである。このような状態になると、本来の目的に集中できなくなってしまい、他人の目や、自分の感じている不安しか考えられなくなる。
しかし実際は、他人が自分に対して「緊張してあがっているな」とはなかなか気づかないものである。そわそわしたり、黙り込んでしまったりした時に初めて気がつく程度である。
ではどのようにあがり症を克服すれば良いのだろうか。このような緊張をまったく感じないようにすることは不可能だろう。世の中に緊張しない人は1人としておらず、普通の人であれば「あがってしまう」ことはよくあることである。
あがってしまうという不安を解消するためには、本来の目的に集中することである。今自分が置かれている立場を受け止めて、やらなければならないことに集中することができれば、あがり症は簡単に克服できるかもしれない。